明日はいよいよ投票日ですね。
僕は明日〜明後日と家族の用事で大阪に行ってくるので、期日前投票を済ませてきました。
台風の中、東京に帰ってこられるだろうか…
ちなみに僕は『投票用紙にはユポ紙という高級なヤツが使われている』ことを最近知りました。
どんなに強く折り畳んでも必ず勝手に開きます。
そして、あのサラサラな書き心地はなかなか気持ちが良いですよ?
というわけで、みなさん、必ずユポ紙の試し書きに行きましょう。
さて、選挙の時くらい真面目に政策について考えたりもするので、身近な問題のひとつである“働き方改革”について、僕の思っていることを少々。
結論から言うと僕が一番期待しているのは“副業推進”だ。(就業規則に副業禁止を盛り込むのはすでに違法になった)
企業が人材を縛ることをやめて、職業選択の自由度を増やすことで、現在抱えている問題のいくつかはなくなるのではないかと僕の実体験をもとに考えている。
現在正社員の多くは副業が禁止されているが、それによって収入が制限されたり、スキルアッププランに不安を覚えるものもいる。
新しいことに興味を持っても会社を辞めるリスクが大きすぎるのでチャレンジもできない。
閉塞的な職場ではパワハラやセクハラも起きるし、違法残業や過労自殺も起こる。
介護士・サービス業などの報酬が少ない職種の離職率もなかなか下がらない。
当然、報酬が少ない職種は人気がない。
もちろん副業OKの労働環境になれば全て解決とはならないかもしれないが、就職・退職のリスクが軽減されれば人材が流動し続ける社会になる。
同業・異業を問わず、転職する時だって『ちょっと見てみるか』くらいの感覚でお試しできる。
現在は会社を辞める時はもちろんだが、勤務先を決めるときもかなりの覚悟をしいられる。
10代で見つけた夢の内容によっては、やりたいことを諦めて就職するか、経済力を捨てて夢を追うかの選択をしなければならない場合もあり、そのどちらも失うものは大きい。
なかなか後戻りはできない。
それゆえ“就職する”という行為は、人生の勝ち負けを決めるビックイベントだと考える人も少なくないと思う。
二十歳そこそこで訪れる、新卒一斉採用でそれを一度経験する。
この異常に高いハードルはどう考えても不要だ。
就職活動に失敗してニートになる人の気持ちも正直わかる。
僕は27歳の時にバーテンダーに憧れて、勉強がしたくなったが、バーで働くには当時勤めていた会社を辞めなくてはならなかった。
バーの世界なんて全く知識もなかったのだが、業界を知った上で自分が本当にバーテンダーになりたいのかを確認するためだけでも、まずは会社を辞めなくてはスタート地点にすら立てない。
超絶ハイリスクだ。
かなりの勇気が必要だった。
さらに振り返ると、勤務先はお世辞にもイケてる会社ではなかったので、『外では絶対に通用しない』『レベルアップの方法が思いつかない』といったスキル不安状態だった。
中途入社の転職経験のある同僚たちは知識量も経験も豊富で、僕はいつも『絶対に勝てないや』と嘆いていた。
他社でも仕事をすることが許されていれば、あの不安は解消できていたかもしれないと思う。
給料の枠だって自分の努力で広げられたはずだ。
(ちなみに僕が以前勤めていた飲食チェーンはブラック企業のお手本のような会社で、月間労働時間は毎月350時間を超え、もちろん残業代は出なくて、おせち料理やお歳暮・お中元の販売ノルマがあったり、パワハラその他諸々あーイヤだ)
さて、そんなことを考えているのだが、実体験(グチとも言う)に基づいての意見なので、あながち間違ってはいないと思う
副業が当たり前の時代になれば、ブラック企業なんてものは自然淘汰されていくだろうし、個人の成長も促進される。
労働人口は減少傾向にあるがAIとロボットの発達によって人間の仕事もどんどん減る。単純作業が機械での業務に移行した時に、人の仕事はより高いレベルを要求されると思うので、個人の成長の加速は外せない課題なのだ。
そもそもこれから、ますます加速度的に成長するAIに生身の人間は太刀打ちできるのかな?
あ〜不安だ……
職業選択の自由度を増やすと、みんなが挑戦しやすい社会にする。
経験をたくさん積んで自分の枠が広がれば、やりたいこと(夢)もどんどん増える。
これからはやりたいことを仕事にする時代だとアタマのいい人たちは口を揃えて言っている。
早くそんな世の中になってほしいな。